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少し、弓道を経験した。
弓を引く一連の動作は、射法八節として、大きく八つの動作で教えられる。土台をつくる「足踏み」「胴づくり」など諸々あるが、その中で、弓を引く極致が「会」と「離れ」である。「会」は、弓を引き分けてきて、最も深く弓を引いている状態を指し、次に矢が放たれる瞬間が「離れ」である。会と離れは連続し、不即不離である。仏教用語の「会者定離」に由来するともされる。
言葉に関わる仕事をし、プライベートでも言葉に関係したところをふらふらしている。
言葉には、矢に似ているところがあるように思っている。一度放たれた言葉は、自分を離れて、相手にどう伝わるか分からない。手放してゆだねるしかない面がある。矢も言葉も届けたいものであり、届いたときは嬉しい。届かなかったとき、悲しさを感じることもある。「的を得る」とはよく言ったものだ。
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