NIYONIYO 詩情の軌跡
中原中也をめぐる思い (伊藤由美)
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![]() 幻月 鎌田英雄 |
学生のとき、あることで気まずくなってしまった友人から、この手紙が届いた。以来、「詩」がこころをつなぐ特別なものになった。
詩の直筆はむずかしい。文字から伝わるあたたかさ、繊細さ、心のありよう…が、詩の表現する世界と結びつかなくてはならない。大きさ、太さ、筆記具、紙などによって、同じ詩を写しても全く印象が変わってしまう。同じものはできない。
いつしか、頭をリセットしたいときには、詩を何度も何度もなぞるのが習慣になった。 ある程度、詩の描き方に納得がいくようになると、その詩に似合う喫茶店でまた描いてみたり、音楽を、絵を探したりするようになった。
それらが微妙に絡み合い、たくさんの素敵な出逢いを生んだ。そうした出逢いを、私によくもたらしてくれるのは、気が付くと鎌倉だった。となり町ということもあり、暇をみつけては鎌倉を漂っている。
いつか、書と水墨画で詩集を作りたいと思っている。自分の生において受けた詩情の軌跡を表現してみたい。人に手渡せるのは限られているかも知れないが、「この人にも見てもらいたいな」と思える出逢いをこれからも大切にしたい。
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碧深い森に、ひとり佇む
そして風になって
蒼く深いみずうみ、小舟を浮かべ
せめて雨になって
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