ビデオで借りて映画を見た。「ココニイルコト」。真中瞳が演じる広告会社ADの相場は、上司との不倫の恋に破れ、大阪に転勤する。子どものときの体験以来、信じることをあきらめることで、傷つくことから心をブロックしてきた相場。大阪のオフィスで回された営業職場に、堺正人が演じる前野がいた。「まあ、ええんとちゃいますか?」が、前野の口癖だ。前野のひょうひょうとした姿勢に、相場の心は徐々に開かれていく。さりげない心遣いが、ふんわりと軽く、心地よく伝わってくる。ささやかな幸せが芽生えるように感じる。
人との距離って、難しい。関係が深くなればなるほど、その裏返しで傷つけてしまうこともある。家族や友達など、大切に思っている相手を傷つけてしまったり、傷つけられるのは、より苦しい。人間だから間違いは犯すが、最終的には、その時々に自分自身としてベストを尽くしたかどうか…を考えたいと思う。 |