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ほっと・ねーちゃー 雑木林のお花見〜野山のお花見のススメ〜 刈田悟史
冬の厳しい寒さがほどけて、暖かい陽だまりが居座るようになると、すぐに春。チョウたちが舞い、鳥たちがラブソングをささやき、木々の葉が芽吹いて、野山が一面にパステル色に染め上げられる頃、
真新しいランドセルが川面に映え、街にはまっさらなスーツ姿が忙しく行き交い、にぎやかでピシッとした空気が、そこここに満ち溢れます。
出かけるのは近くの雑木林。できれば、少しばかり開けた場所だと、なお結構。晴れた日の昼間、のんびりと歩きながら、雑木林の木々を眺めてみてください。
よくよく見ると、ハデから地味まで、各種趣向を取り揃えた花が咲いていることに気付くでしょう。
ドングリで有名なクヌギや、紅葉で有名なモミジなどにも、きちんと花が咲くと知ったら、驚く人もいるかもしれません。 春の日差しの中をゆっくり歩けば、当然ゆったりした心地よさ。酔客の喧騒ではなく、鳥のさえずりをBGMにのんびり歩けば、足元には春のかわいい草花が微笑みかけ、チラチラと、妖精のような春のチョウたちも舞っています。
世のサクラの根元には、きっと花見の席取り役が居座っているかもしれませんが、こちらはどこでもいくらでも見放題。
年中無休のサービスです。野山の樹々は次々と花をつけていきますから、気が向いた時に出向けば、新たな出会いがそのたびに、必ず約束されてもいます。 |
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大学在学中、「環境サークルなちゅれ」に在籍したことをきっかけに、自然を見つめる面白さに目覚め、定職にもつかず、生き物の世界をふらふらしている。公園の警備員をやっているほか、ことあるごとに鳥を見たり、魚をおっかけまわしたり年齢不詳の時間を楽しんでいる。 |